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第2回ブロイラー人間?

人間って、動かなくてもお腹はすくもんだってしみじみ考えてしまうのが、そう、旅行の時です。よくバスの日帰り旅行なんかでも、道中梨やぶどうの食べ放題と、豪華お寿司の食べ放題と言う豪華2個所での食べ放題が付いているにもかかわらず、車内では家から持って来たであろう、せんべいなどのお菓子を、隣りの人にもお裾分けしつつ食べ、さらにはパーキング休憩の時も、さらにお団子などを買って食べているおばちゃん達を良く見かける。
テレビなどでの特集で傍から見ていると、うわ、やだなって思ってしまうが、いざ私も旅の道中の人となると、まったく同じ事をやっていて、思わず苦笑いしてしまった。
それもそのはず、なんか旅行って気分がハイになってしまうんですね。それでは出発日の我が家から、無事アテネに着くまでをおって見ていきましょう。
朝の6時過ぎの起きた母と妹は、しっかりと朝食を食べていた。私はと言うと、旅行の最中食べまくるのだから、ここは食べるのを我慢。と言うか、ぎりぎり起きたので食べる時間もなく、バタバタと出て行かざるを得なかったのだ。

成田エクスプレス内では、乗車前にようやく手に入れたお茶を片手に、これからの旅行で、何を食べるか、どこで食べるかを、ガイドブック片手に3人で頭を突き出し、健闘しまくる。ここで妹は、黒胡椒たっぷりの牛タンのおつまみを、旨そうに一人食べていた。そして、成田空港内では、機内で食べるおにぎりを買い(なぜかかの地へ向かう機内の中で、日本の味を懐かしみつつ頂くのがいいのですねえ)余った時間を、なぜに空港には明太子が冷蔵庫で売られているのか?を討論しつつ(10時間位飛行機乗っていても大丈夫?)旨いillyのエスプレッソを楽しむ。この時母は、なぜかベルギーワッフルを食べていた。

さて、機上の人となった私たちにとって、これからミュンヘンまで12時間の唯一の楽しみと言えば、機内食しかないでしょう。たいして美味しくはないのだが、なくてはならない存在であるのも事実。昼食には、ジャパニーズチキンか、パスタの選択であったが、なにもここで日本食食べてもなあっとパスタにしたら、水餃子のようにもっちりとした皮の中に、野菜のミンチが・・・・・絡められたホワイトソースも激マズで、照り焼き風味のチキンの方が良かったなあと、妹の方を恨めしく見つつ、さっき空港で買ったおにぎりを頬張る私であった。

夕食は魚かジャパニーズ豚かの選択。昼食に大いに失敗したので、さすがに慎重になり、ここは無難に豚にしておく。豚のしょうが焼きなのだが、細切りの生姜がこれでもかっとのっていた。そしてなぜかソースが甘かった。妹いわく、お昼の照り焼きのソースも恐ろしく甘かったそうで、ドイツ人から見た日本料理と言うものを垣間見た様だった。魚を選んだ妹は、魚のクネルが出て来て、これは「魚ではない!。」っとかなり怒っていた。クネルとは、はんぺんとつくねを足して割ったような物で、ドイツ人の大好物。そう、ここでわかったのは、ドイツ人は道中計3回の機内食で2度も出て来たほどスモークサーモンが好き(クネルもサーモンで作っていた)そしてパンとは冷たくて硬いものであると言う事。(冷蔵庫から、たった今出してきましたと言わんばかりに冷たかった)

なお、ヨーロッパ便などの飛行時間が長い便だと、嬉しい事に軽食が出るのですね。
おにぎり、サンドイッチ、チョコバー、スナック菓子など、いつでも食べれるように、スナックバーなるものがあり、自由にとる事ができるし、皆さんがてを出さないと、スチュワーデスさんが配りに来るのですねえ。ここでも私達家族は、貰える物はもらっとけとばかりに、それらを平らげたのだった。

さて、やっと中間地点ミュンヘンにトランジットのため到着。後はアテネまで2時間となりました。かつてミュンヘンを訪れた私にとっては思い出の食べ物。そう、ミュンへナー・ブアイスブルストと言う、仔牛肉で作られた白いソーセージ(普通のマス タードではなく、カラメルを加えた、甘くて茶色いマスタードを付けていただく)が有名な町でもあります。ここはやはり食ベねばと、フランクフルターソーセージとプリッツエルと共に、そしてやっぱりドイツと言えばビール。とは言え、いまいちビールが好きになれない私は、妹に分けてもらいつつ、思い出のひと時を幸せに浸りつつ過ごす。上の写真は、このときの写真です。
だってここで食べたのが唯一道中でまともな味だった。それにしても、どこを見渡してもドイツ人はビールを飲んでいた。恐るべき。

ついにアテネへと向かうべく、機内の人となった私たちには、そこでもやはり機内食が待ち受けている。ここでの機内食はドイツにきたらしく、鶏のピカタ、パスタ添えトマトソースや、ライ麦パン、そしてデザートにはクラムが上に乗っている、チェリーのクーヘンだった。
そしてここではチーズも出る事から、やっぱりチーズはなくてはならない食事の友と言う事を再確認する。
こうして、道中たいして動きもせず、出されるまま、意のむくまま食べ続けていたのだった。こんな私たちがブロイラーでなくって、なんと言えようか?
まあ旅行中だけだしっと自分達に言い訳をしていたのは、言うまでもない。

とうとう、到着。次回からギリシャの”食”をたっぷりご紹介します。

文責: フードコーディネーター

 

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