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食のスパイスボックス
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身体に優しい食情報、話題の食材に関する情報、これからのブームについて、新しい食の話題、世界を旅して見つけたこと、地方の食文化など、あなたのHappyに少しでもお役に立つような食情報をリキ、りさのHappyFoodingコーディネーターが中心となってお届けします。
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いよいよリキのギリシャ旅行記がスタートです。この写真は、ギリシャ旅行中の食の写真。これらの写真の秘密は回を追うごとに明かされていきますのでお楽しみに!

グリークサラダ/タラモサラータ/ジャジキ/メリッザノ・サラータ/ドルマダキィヤ/ドルマデス・イエミスティ/オニオンスープ/スパナコビタキア/サガナキ/ムサカ/パスティチーオ/ケバブ/スブラキ/ブシタ・バイダキア/エレバサン/ユベッチ/ラム・フリカッセ/バルブニア/カラマラキア/アーティチョークのレモンバター風味/ナスのイマム/ミディア・ピラフ/たこのマカロニ/グリカ・クタリウ/クラビエデス/カタイーフィ・ポリティコ/バクラバ/ルクマデス/ライスプティング/ルクミ/ススキ/クラビエデス/伸びるアイス/ココナッツ棒/クルーリ/ピタギロ

皆さんは、このうちどれだけ名前を聞いたことがありますか?
これは、私がギリシャで食べた料理の中で、印象に残った料理の数々。もちろんギリシャ料理はもっと奥が深く、今回のはほんの一部に過ぎませんが、これらを少しずつご紹介していきます。お楽しみに!
では、第1回のリキのギリシャ旅行記スタート!!

第1回私がギリシャに行った理由(わけ)

「ギリシャに憧れて、旅行に行った。」っと人に言うと、どうも不思議がられる。っと言うより、この間も中国の少数民族に会いたいがため、雲南省に行ったので、ちょっと変わった人と思われている気も無きにしも非ず。
私はフードコーディネーターという仕事を持ってはいるが、こうは見えてもかなりの(ここ強調!)読書家です。ジャンルは問わず、一通り読むが、やはり好きなのは、旅行記や、エッセイ、料理の本。けれども、今回のギリシャへ旅行への、強い憧れを抱くようになったきっかけは、この2冊の本になる。一つは村上春樹のねじまき鳥クロ二クル。マルタとクレタという二人の姉妹(もちろん本名ではない)を探す、主人公を描いた作品。クレタ島へ行ったクレタを探しに行くものの、物語の中心がこの島で繰り広げられるわけではない。もう一つは、ヨースタイン・ゴルデルのソフィーの世界。こちらも650ページから成る、超大作なのだがもう4度は読んだであろう。ソフィーをいう少女が、不思議な手紙によって、哲学の不思議を学んでゆくのだ。でも学んでゆくというよりも、楽しみながら手紙を読んでいるに近いかも・・・・・
この話の中で、古代の哲学者達が、アテネのアクロポリスの丘で哲学を討論する場面が出てくる。それとて、物語の中心ではないのです。では、なぜ?っと思うかもしれませんが、本を読んでいると、別にそのときは強く印象に残ったわけではないのに、なぜかその物語を思い出すのは、いつもその状況からなのです。多分この2冊のもつ、リアリティーとフアンタスティック的な要素と、この宇宙の事や、世の中の事、ありとあらゆる事に関して考え込まずにはいられなくなる、共通性もあると思うのです。私をこんな思いにさせてしまう、この国へ行ったら、何か素敵なことが起こるのではないか?っと感じてしまうのです。
とは言え、別に今回の旅行は、哲学に浸る旅でもなく、人生を学ぶ旅でもない。今回のギリシャ旅行に、強く憧れた最大の理由は、やはり食。フードコーディネーターになる以前、私は料理人を目指すべく、パリに留学していた。その時、よくお世話になったのが、カルチェ・ラタンにある、ギリシャ料理街だった。安くて、ボリュームもあり、フレンチに飽きた私の舌には、優しい味だったのだ。ローストされた豚肉の塊に、付け合わされたトマト味のピラフ。ギリシャ風グラタンとも言える、ムサカ。凝った味付けではないけれど、ストレートな味付けは、私の心に染み渡り、怪しげなおっさん達の生演奏に、まだ見ぬその国に、憧れを馳せたのだった。
そんなこんながありまして、親子でどこの国へ行こうか計画を立てる際、私はギリシャという国の、遺跡や食、エーゲ海の島々の素晴らしさを、彼女達に植え付ける努力を怠らなかったのでした。そして、今回の旅が現実のものとなった理由(わけ)です。

教訓:行きたい国は、人一倍その国のことを知るべし!

文責: Foodビジネスコーディネーター

 

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