『鳥専門の弁当屋 鳥久』 ----+----+----+----+----+----+----+----+---

鳥専門のお弁当屋さん?!かなり珍しい感じですが、メニューはから揚げ、そぼろ、きじ焼き…と聞くだけでお腹が鳴りそうなおかずたちです。

 

東京・蒲田に3店舗を展開する「鳥久」ですが、当初は千葉・館山に養鶏場を所有していたことも。昭和3年の創業から長い間、鶏肉は豚や牛以上に“高級品”だった時代が続きました。だから鶏肉の入ったお弁当といえば、ちょっとスペシャルでハイカラなものだったのです。

そのスタイルを受け継いでいるのが、パッケージ。箱は特殊なダンボール素材なのです。
全て可燃ゴミとして出せるということもありますが、なんといっても保温性・吸水性がプラスチック容器とはまったく違います。

というのも、鳥久のお弁当はいわゆる“ほかほか”ではありません。「冷めたときにおいしくてこそ、お弁当」ということです。子どもの頃、遠足や運動会のお弁当に入っていたから揚げの記憶が蘇ってきます…。
本店は朝6時半から開いているので、お昼のお弁当を朝買っていくこともできるのですが、 味はばっちり楽しめます。

鳥久4代目の社長、小原秀之さんご自身も、冷めたお弁当が大好き!だそうです。

お弁当づくりにかけては、「当たり前のことを当たり前にやっているだけ」とおっしゃいますが、食べるときにベストなおいしさを味わえるよう、たくさんのノウハウとこだわりがつまっています。

まず、看板商品のから揚げは、衣に片栗粉を使った竜田揚げ風。しょうゆの風味と香ばしさで、やみつきになる人多数だそうです。
どのお弁当にもほぼ共通で入っている「肉だんご」は、親鶏の肉をブレンドして歯ごたえをアップし、揚げてから煮込むので煮崩れもしにくくなっています。
チキンカツにはもも肉ではなくむね肉を使用。むね肉は低カロリーで味がさっぱりしている一方、焼くと硬くなりやすいのですが、揚げることでジューシーさを保っているのです。

ところで、鳥久では30年ほど前から内外食品の鶏肉を採用していますが、ここ1〜2年は「つくば鶏」一本です。しかし鳥久は、鶏の銘柄をあえて前面に出しません。鮮度の良い鶏肉を使うことがポリシー。銘柄を出さなくても、お客様の舌が判断してくれます。
「お客さんは心底お弁当の味を気に入って長く利用してくれて、引っ越して蒲田を離れても遠くから買いに来てくださるんですよ」と、小原社長は嬉しそうに話してくれます。

ワクワクしながら包みを開く醍醐味を味わえる、これぞ「お弁当」です。

 

鳥久 本店
JR京浜東北線 JR蒲田駅 徒歩8分 
京浜急行線 京急蒲田駅 徒歩8分
電話番号 : 03-3731-5888

営業時間:6:30〜18:00  (売り切れ次第閉店)

東口店(JR蒲田駅東口)・サンカマタ地階店(JR蒲田駅ビル)もあります。詳しくは鳥久ホームページをご覧ください。

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