鶏たちの住んでる場所のこと…
周囲は全て国有林。道はこの先行き止まりで、人も住んでいない。鶏の病気は基本的に人間が持ち込むものなんです。だから、人が通らない環境というのが、病気の予防には不可欠なんだとか。
鶏たちにストレスを与えたくない…
エサや水をやる時には、中腰で…。鶏をびっくりさせないようにするため。鶏の入れ替え時の掃除は、水洗いのみで薬品などは使わないとか。周囲の草取りも、除草剤は使わず手作業だとか。ここまで『オーガニック』の名称にこだわってるのか、品質にこだわってるのか…と思って中村さんの話しを聞いていると「主に動物愛護の観点からやってることで、鶏たちに余計なストレスを与えないようにしているだけです。」とのこと。鶏に愛情をかけてこそ、「結果」がついてきているにすぎないっていうこと…。なるほど。ちょっぴりそれって、子育てに似てるかも…。
鶏の種類のこと…
この『オーガニックチキン』の鶏種は一般に普及しているチャンキーというもの。特別な銘柄鶏を飼養して『オーガニックチキン』として市場で差別化を行っているのではないのです。安全で身体によい食料を誰にでも提供することに有機食品の意義があるとの思いから生まれた鶏、それが内外食品の『オーガニックチキン』です。
鶏の食べるごはん(飼料)のこと…
飼料のコーン、大豆は米国から無農薬のオーガニックを輸入。実は、一般的に使用される飼料は害虫防止のため、日本の港で臭化メチル(殺虫剤)によるくん蒸処理を行っているのです。でも、『オーガニックチキン』のための飼料に、殺虫剤が付着すれば、この時点で無農薬とはいえなくなる。害虫がいなく、くん蒸処理をしていないものを東京植物検疫協会の証明を得て入手しているのです。今後は、日本で『オーガニックチキン』の飼料が手に入るようになるとよいのですが、まだまだ日本では手に入りにくいのが現状です。でも、その飼料の栽培にも積極的に取り組んでいるのが、中村さんです。
処理・加工のこと…
実は『オーガニックチキン』と名乗るためには、もうひとつ大事なことがあるのです。それは、有機鶏は、一般のブロイラーと同様の処理ができないということ。 NOAPA認証のブロイラー生産基準で、処理場の検査も厳しい。そのため一般ブロイラーとは完全分離して処理加工を行い、全量を即日出荷しているのです。
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